昨年に引き続き、平成26年度社会貢献青少年表彰式&子ども・若者育成支援のための地域連携推進事業中央研修会に参加しました。

メインテーマは「防犯」

子どもたちにとって安心・安全な地域をつくるために 〜私たちができること〜
と言うサブタイトルで出口保行氏(東京未来大学子ども心理学部長・教授)の基調講演が面白かった。

出口氏の基調講演「攻める防犯という考え方」は、少年鑑別所や刑務所などで1万人の犯罪者の心理分析を行ったと言うだけあって説得力があった。

攻める防犯

簡単に言うと犯罪者に嫌がらせをするという事。
嫌がらせと言うのは犯罪をし辛い環境を統計から判断して、防犯の枠組みを作ること。

私含め一般的な認識としては、夕暮れの公園で遊ぶ小さな子どもが狙われるのでは?と思ってるかもしれないけど、実際に犯罪者からリサーチした統計だと、1番狙うのは15時頃の路上の子どもを狙っているとのこと。 学校帰りの小学生(低学年)ですね。

夕暮れの公園に防犯のパトロールを置くよりも、15時頃の路上パトロールの方が犯罪者は嫌がるだろうと言う話し。

動機と犯罪の関係

動機形成自体は誰にでも頻繁に起こっている。誰でも何かのキッカケでコノヤローって思う事ありますよね。 そう思ったとしても、犯罪に繋がるような行動をしていないだけ。 実際に犯罪を起こす人の場合も

動機形成→意思決定→行動化

と言った様に動機が生まれ行動するまでに意思決定がある。

万引きをしようと店に入った人も、お店の人に笑顔で挨拶をされると万引きをし難くなったりするようです。挨拶運動とかは効果があるんですね。
今はあまり見かけなくなった玄関のドアに付けられた鈴も、防音効果が高くなった現在の住宅では鈴がなっても家の中にいる人に聞こえない場合が多くて無意味だと思われがちだけど、犯罪を犯そうとする人が家に侵入しようという緊張感の中で鈴が鳴るのは嫌なので行動化に移す手前で防ぐことができる。 様々なタイミングで犯罪を起こさせない状況を作る事が大事。

主観的現実(思い込み)

日々報道される犯罪ニュースが現実と違う印象を我々に与えている。 講演中に来場者向けにいくつかの○×質問がありました。

1) 世の中で最も検挙人員の多い犯罪は、どろぼうである
2) どろぼうの中で最も多い手口は、空き巣である
3) 少年非行は、近年増加している
4) 少年による凶悪犯罪、とりわけ殺人は近年増加している
5) 少年非行の中で最も多いのは、中学生である
6) 年少者を狙った性犯罪は、午後5時台が最も起こりやすい
7) 年少者を狙った性犯罪は、公園で最も起こりやすい
8) 年少者を狙った性犯罪の対象に最もなりやすいのは5歳未満の幼児である
9) 強姦に比べて強制わいせつの方が顔見知りによる犯行が多い

これ全て×だそうです。

余談ですが...

基調講演の出口氏は笑点に出ている三遊亭 小遊三さんと親戚関係らしい。


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