レビュー:プロフェッショナルを演じる仕事術

2011.12.11
カテゴリー:読んだ本 | 日記

今回もレビュープラス様よりの献本。

若林計志著「プロフェッショナルを演じる仕事術」をいただきました。

前回同様、読む目的を定めてそれに関連するキーワードを抽出し、自分なりの考えをまとめてみたいと思います。

松下村塾に入れられた3人

松下村塾はご存知でしょうか?
ご存知の方も多いと思いますが、高杉晋作や久坂玄瑞など幕末・明治に活躍した志士達を多く輩出したことで知られている吉田松陰が講義を行っていた塾です。

松下村塾(しょうかそんじゅく)は、江戸時代末期(幕末)に長州藩士の吉田松陰が講義した私塾である。
参照:Wikipedia松下村塾より

個人的に幕末とか好きなので本書の後半で出てくる部分なのですが先に書きます。

松下村塾は多くの人材を輩出していますが、みんながみんな活躍しているかと言えばそうではないようです。
松陰も3人の不良少年を預かり、更生を試みるものの失敗し、その3人は歴史に名を残すことなく生涯を終えていたり。

活躍する人もいれば、そうでない人もいるのは何故なのか?と言う疑問が沸いてくると思いますが、本書では学ぶ方法が違っていると書かれています。

「守・破・離」のプロセスを進めており、具体的な解説があります。

また、松尾芭蕉の言葉から「古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ」とあります。
似たような言葉で、尊敬する人がいたらその人を目指すのではなく、その人が目指しているところを目指さないと一生追いつくことは出来ないと言われたことを思い出しました。

まずは一歩踏み出す

スタンフォード大学のクランボルツ教授が米国一般社会人を対象に行った調査より、18歳の時に考えていた職業に就いている人は2%に過ぎなかったようです。と言う出だしがありますが一番スッと入ってきたのが映画「男はつらいよ」での寅さんのセリフ。

「旅というのはな、行き先を決めてから出かけるもんじゃねえんだよ」

偶然の出会いから何を学ぶかは、結局一人ひとりの学ぶ意思とスキル次第だと言う〆に深く共感しました。

払うべき2つのコスト

「自分は間違っていない」と言い張った果てに、間違ってて引き下がれなくなってしまう事が誰しもあると思います。私も頻繁にありますし、その間違いを認められずに間違いの上塗りを重ねて泥沼にハマるのがほとんどです。

「サンクコスト」と「スイッチングコスト」や、明け渡す勇気についてなど「人の情」についてなかなか人間が手放せないことなどについて書かれています。

第5章を素直に読みきることだけでも、今後の考え方を変えられるかもしれません。

埋没費用(まいぼつひよう)ないしサンク・コスト(sunk cost)とは、事業に投下した資金のうち、事業の撤退・縮小を行ったとしても回収できない費用をいう。
Wikipedia:埋没費用(サンク・コスト)
現在使っている製品やサービスを別の代替財に乗り換える際にかかる総コストのこと。新しい製品やサービスの性能が高く、価格的に魅力的であっても、導入の手間や時間、習熟に要する労力を含めたスイッチングコストが高ければ、容易に乗り換えはできない。
参照:コトバンクスイッチングコスト

最後に

本書を読む前にパラパラと5分ほど査定してみて、実はあまり面白そうでない本の予感がふつふつとしていたのですが、堅苦しくなく事例が比較的身近な物が多く、リアルにイメージしやすかったと感じます。


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