今回のレビューは、レビュープラスさまより献本いただいた「日本人が「世界で戦う」ために必要な話し方 (著:北山 公一)」になります。

グローバル企業という現場で磨いた実践的なコミュニケーション法を紹介する一冊。 日本語でも英語でも話すことが苦手な著者が、日本企業とは異なるまったく違う価値観の外国人との職場環境で確立してきたコミュニケーション方法が紹介されています。

  • 第1章 世界標準のコミュニケーション 7つの「基本ルール」
  • 第2章 グローバル企業の「組織と人間関係」を四郎
  • 第3章 世界で勝ち抜くコミュニケーション「実践テクニック」
  • 第4章 必ず結論を出すグローバル企業の「会議」術
  • 第5章 グローバル企業流「メールと電話」の使い方

第1章

世界標準の話し方 7つの基本ルール

  • 多様性
    「お互い違うのが当たり前」を大前提にする
  • リスペクト
    相手の価値観を尊重することから始める
  • リアクション
    会話ではできるだけ「間」を作らない
  • 理由
    「なぜ」好きか、「なぜ」嫌いかをはっきりさせる
  • 主張
    言いたいことは必ずその場で口に出す
  • 二者択一
    返事には「イエス」か「ノー」しかない
  • 自立
    自分で自分のスタンスを決める

第2章

日本企業は「結果よりも和を重視する」チーム、一方グローバル企業は成果主義が基本です。 その環境の中で、直属の上司との関係は欠かせないものです。上司を名前で呼ぶタイミングや、意見することもチームとして大切なポイントになります。

グローバル企業での人間関係のポイント

  • チームの勝利に貢献しながらも、自分が目立つためのうまい自己主張が必要
  • 直属の上司との関係は強固で、上司の指示には絶対服従
  • わからないことは「わからない」と言い、自主的に仕事を身につける
  • 情報交換はランチの場で行う
  • プライベートな内容は尋ねない

第3章

「数字、ファクト、ロジック」の3つ(NFL)が、論理的会話には欠かせません。

Nunber Fact Logic (NFL)

  • 数字:具体的な数字
  • ファクト:事実認識
  • ロジック:話し手が使う具体的な「論理」

論理的な会話の基本形

「私はAだと思います。理由はBです。」 ※B部分に数字、ファクト、ロジックを入れると、論理展開の説得力が格段に増します

実践テクニック

  • 結論を最初に言う
  • 綿密な台本を作って、説明内容に備える
  • 癖のある英語には「想定問題集」で対処する
  • 丁寧な言葉を使う

第4章

会議は「結論を出す場」が大前提とされています。それに対処するには「アジェンダ」と「48時間ルール」が必要になります。

「アジェンダ(議題)」とは、会議の日時とともに、当日の会議で取り扱われる予定の項目を、参加者に事前に知らせるものです。

  • 貢献できるか否かを判断できる
  • 会議への準備ができる
  • 深い議論が効率よくできる

「48時間ルール」とは、資料の事前配布のことです。

  • 事前準備できる
  • 時差に対処できる

効率的な議論を進めるための手順と注意点

  • 提案側のプレゼン(5分)
  • 議長による質問、提案側のコメントと反論(10分)
  • 議長以外による質問、提案側のコメントと反論(10分)
  • 議長が議論を収束に向かわせる(10分)
  • 結論と行動計画の決定(5分)

第5章

グローバル企業において、メールは「タイミングの差」、「時差」をうまく解消する方法といえます。

英文メールの書き方

  • 簡単な挨拶
  • 結論から書き出す
  • 社交的な文章、情報提供などは最低限にする
  • 署名は不要
  • 用件は1本のメールにつき1件

スマートフォンに依存しすぎない

  • 24時間働けてしまう
  • 仕事の生産性が落ちる
  • 長文はパソコンで打つ
  • 夜と週末はメールを見ないキャラを確立する

さいごに

この一冊には、「グローバル企業で好まれるフレーズ」や「グローバル企業のことがよくわかるブックガイド」も掲載されていて、この一冊からの興味から範囲を広げていける内容になっています。 グローバル企業に勤務していなくても心得ておきたい内容が詰まっているので、コミュニケーションが苦手な方などにも是非読んでほしいです。


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