レビュー:お金の流れが変わった!(著:大前研一)
今回のレビューもレビュープラスさんからの献本です。ありがとうございます。
著者 大前 研一氏の「お金の流れが変わった! 」を読ませていただきました。
実は「お金の流れが変わる」と言うタイトルしか目に入ってなくて、風水的な事や生活を少し変化させるとお金が入ってくるようになりますよ!!的な本だと思い込んでいました。
レビュープラスさんから送られてきて、よくよく見てみると「新興国が動かす世界経済・・・・・・」と書かれており、「う”ぅ、なんかムズカシそう、、、」と思ったのは内緒です。
献本していただいた以上読まないわけにもいかないしなぁと渋々読み始めました。
息子達には食わず嫌いを散々注意しているくせに、自分は読みもせず勝手に難しい本と決めつけ、読まず嫌いになるところでした。
実際に読み始めるとスラスラと分かりやすい内容になっていました。
身近と言うか、頻繁に耳にする言葉、例えばリーマン・ショック、サブプライムローンなどから、中国のこと・アメリカのこと・日本のことなどとても興味ふかい内容にあっという間に読み進めることは出来ました。
4章で構成され、その中が2~3節に別れており、順を追って読むことも途中から読むことも出来ます。
今回は年末の忙しさで、あまり時間がなかった事と、フォトリーディングの練習も兼ねて、フォトリっぽい読み方にトライしました。
その中で「質問づくり」のためにいくつかのキーワードを抽出しましたので、その中から何点かレビューにさせていただきたいと思います。
抽出したキーワード(見出し)
- 読み誤った世界経済のパラダイムシフト(第1章Ⅰ)
- 世界をさまよう「ホームレス・マネー」(第2章Ⅰ)
- 「BRICs」だけでなく「VITAMIN」の時代へ(第2章Ⅲ)
- 無能ばかりか破壊的な対外交渉(第3章Ⅱ)
- シャッター街を活性化させる方法(第4章Ⅱ)
- 戦国時代のように各市長を競争させよ(第4章Ⅱ)
- 外国人を感動させる「観光の目玉」が必要(第4章Ⅰ)
抽出したキーワードから一番気になったもの
世界をさまよう「ホームレス・マネー」(第2章Ⅰ)
ホームレスマネーはご存知でしょうか?私は初めて聞きましたが。
特徴
ホームレスマネーの出処は、中国マネー・オイルマネー・OECD(経済協力開発機構)の余剰資金など大きく分けてこの三つ。
非常に足が早いが長期滞在はせず、危険な徴候に敏感に反応し次の投資先に向かう。
そんなホームレスマネーを組織的に運用しているファンドマネジャーについても書かれております。
「21世紀の世界経済は、ホームレス・マネーに翻弄されざるをえなくなった」と言う言葉を聞き正直恐ろしく感じましたが、もっと知識を深め自分なりに出来る事を見つけたいとも思います。
ホームレスマネーとは
投資先を探して世界をさまよっている、不要不急で無責任きわまりないお金のことだ。
その額は、最盛期には約6000兆円にも上がったが、リーマン・ショックで各国の株式市場が軒並み暴落し半減。現在は約4000兆円まで回復している。
本書より引用
特に気になった内容
いっぱい気になるキーワードあったのですが、自分の身近な問題としてリアルに考えられそうなものとして抜粋しました。主に第4章に書かれていたものです。
シャッター街を活性化させる方法(第4章Ⅱ)
シャッター街になってしまった現場について身動きを取れない実状があることや、それを大胆に解決するアイデアが書かれています。
その中でも自分でもふと思っていた事に近い内容もありました。
駅前の一等地であるのにシャッター街になる理由がないし、国の再活性化のヒントが隠れているようです。
戦国時代のように各市長を競争させよ(第4章Ⅱ)
中国の各都市は、魅力的で説得力のあるビジョンをもとに世界各国から投資を募っているそうです。
全く知りませんでしたが、面白いなと思います。
投資家が無視できないような開発プランを提示し、上記したホームレスマネーを呼びこむ必要があるのでしょう。
外国人を感動させる「観光の目玉」が必要(第4章Ⅰ)
観光の目的には「珍しいものが見たい」「珍しい体験がしたい」と言う2種類がある。
日本ではなく、青森に置き換えたときに何があるだろうと考えました。
なかなか出てきませんでしたが、先日東京からのお客様を津軽三味線の生演奏が聴ける居酒屋にお連れした際に喜んでいただけました。青森に住んでいると余り行くお店ではないのですが、これはアリなんだなぁと思いました。
アスパムでも定期的に行われている三味線の演奏にいっぱいの人が集まっていましたし。
青森に住んでいると分らないことはとても多いし、日本にいる人には分らないことも多いと思います。
外に目を向けることと、外から見ることを出来る環境に身を置きたいと思う様になりました。
感想
以前COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)9月号で読ませていただいた鉄道輸出ビジネスについても書かれています。
「おわりに」で触れている日本の企業はもっと世界に目を向けないといけないと言う言葉は、先日参加したアリババ株式会社 代表取締役社長 香山誠氏の講演でも聞きましたし、講演内で紹介していた株式会社ファーストリテイリングの柳井社長も同様のメッセージを発していました。
「世界に目を向ける」と言うこの言葉は、今年一番印象に残り今後を具体的に考えさせるきっかけになっています。年の暮れのこのタイミングで本書に出会えたことはとても嬉しく思います。

