今年で3年目となる地域ねぶた。町内活性化のために始めたものの、これからも末永く継続させるためにはどうしたものか課題は山積みとなっています。そんな中課題の一つがクリア出来ました。


うちの地区の地域ねぶた立ち上げメンバーとして、また、実行委員長として課題解決のために試行錯誤しています。同じ町内の仲間とたくさんのご縁によって少しずつ前進しているのを実感します。 1年目(2012年)は勢いだけで突っ走りました。2年目(2013年)は1年で終わらせないよう意地だけで突っ走りました。んで、3年目(2014年)となった今年。3と言う数字は何かと発生しますよね。会社だと3代目が倒産させてしまったりとかね。その辺も含めて、継続するのはもちろんのことですが、 超えなければいけないことたくさんあります。

自分の中に掲げたこと

下記4つの項目は永年継続させることを視野にいれた最低限のことです。
1. ケガ事故を起こさない 2. 組織として動けるよう役割を分散させる 3. 予算化するために必要経費の洗い出しと助成金等の活用 4. ねぶたの買い取り手探しもしくは保管場所の確保

どうだったのか?

4つの大きな項目について、まずまずこなせたのではないかと思っています。

安全面

1つ目の安全面「ケガや事故を起こさない」についてはこれまで3年全くないと言ってもいいでしょう。今年は更に安全面の強化として陣立ての変更やコースの下見、交通誘導員の方法などやれることはやったつもりです。1回でも事故が起こるとうちのような小さな町会運営のイベントは一瞬にして消え去ります。今年は弘前ねぷたで悲惨な死亡事故もありました。
祭の継続のために事故を起こさないのではありません。当たり前ですね。町内活性として子ども達が楽しめること・ご年配の方も楽しめることなどねぶたを実行するための理念を持ってやっています。子ども達が事故やケガをするのであればそもそもの存在意義すら怪しくなります。

組織化

組織化は次年度への宿題。
1年目から何となくの役割分担で動いてきました。その場その場で手があいてる人が動くと言う組織とは言えない状態でした。1番の原因は主催が子ども会だったこと。
子ども会と言っても130世帯程度の町内です。となれば、子どもの数も少なく、10数名程度。その中で動ける親となるとかなり限られてきます。やれることをやれる人がやるしかない状態です。これでは継続して行けるとは思えませんでした。
他の町会はわかりませんが、うちの町内の子ども会の定義は小1〜小6の子どもだけが入れるものとなっています(この辺はだいぶ改善して今は制限は設けないものにしています)。
その為、子どもが小学校を卒業と同時に子ども会を卒業し親も一緒に卒業してしまいます。少子化が進む中、近隣町会ではうちより子どもの数が多いにも関わらず活動をしていない所がほとんど。永年継続する祭として定着させるために町内の総会にて組織案を出させてもらい現状を伝えました。

予算化

お金はリアルに必要なものですね。今までは運行時に寄付金集めを行なっていました。寄付金の集め方も毎年試行錯誤を繰り返し、さまざまなご意見をいただいています。その中でもやはり気持ちよく寄付してもらえる環境を作るのはとても重要だと思っています。目標金額を掲げそれを達成すると言う考え方はおかしいと思うのです。
でもお金は必要です。じゃあ、どうしようか。考えた末に今回は二つの助成金を使わせてもらいました。青森市が出しているものと、観光コンベンション教会が出してくれているもの。この二つを組み合わせることで大きな予算を確保出来ます。
手作りの祭をもっとしっかりした祭っぽさを出すことが出来るようになります。意識醸成としてもそこは大切だと思いかなり細かく予算組をしました。これが精神的に参った部分ですが。苦しくてたまらなかった。終わってからの報告資料の作成もとてもしんどい作業で、少し時間が経過してから領収書をまとめたりしていた自分のだらしなさが更に苦しめた結果です。
個人的な事務処理怠けによるものは置いといて、二つの助成金はとても大きな成果を挙げられました。今まで我慢してもらっていた本来はお金がかかる部分への支払いが可能になったことは大切です。負担が少しでもあるとそこから崩れて行くものです。そこを埋められたのは大きかった。まず合格と言っていいでしょう。

ねぶたの対処

ねぶたの買い取り手探しもしくは保管場所の確保 について。1年目のねぶたは大きな病院に引き取られて無事に買い取り手が見つかりました。2年目のねぶたは買い取り手が見つからずしばらくシートを被せて町会員の敷地に置かせてもらったものの、やはりそこには負担が伴います。台風が来た時の心配だったり、雪が降ったときどうするか?など。どうすることもできず2年目は泣く泣く解体しました。解体作業も子ども達と行なったので経験としてはとても良かったと思います。
が、製作期間半年で運行が2日。あまりにも制作にかかる時間のコストがかかり過ぎています。この問題を放置すると確実に続けられません。まずねぶた制作に関わる人が減って行くでしょう。また制作を全面的にサポートしていただいてるねぶた師さんの高齢化。すでに引退しているねぶた師さんが善意(ほぼボランティア)で制作を全面サポートしてくれています。
そのねぶた師さんからも新規での制作は今後難しいと指摘をされていました。この辺が自分たちではどうにも出来ない要素が多く困り果てた課題になります。

解決方法は限られる
  • ベストは保管場所が見つかり、次年度も同じねぶたを補修して使うこと。
  • 買い取り手を見つけ売却したお金でどこかからねぶたを買ってくる。
  • ねぶた師さんのサポートを極力受けずに自分たちで一からねぶたを作る。

この程度でしょう。私が次年度に向けて想定していたのは自分たちだけで一からねぶたを作ることでした。それ以外は受け身となるモノばかりなので、対象となる相手が見つからなかった時点で消滅します。で、あれば自立化に向けて一から作る時期が来ることは遅かれ早かれやってくることを見越して次年度からそれを実施する。これしか解決方法はないかと思っていました。
しかし、今回場所を無料で提供してくれる方が現れました。ありがたい限りです。

前置きが長くなりましたが…

今年はねぶたの保管場所が決まり、次年度の制作コストは大幅に下げられます。かなり大きな出来事です。
しかし、再来年のことを考え動くためにも今年から自立した制作にも取りかからなければいけないと思っています。ねぶたのクウォリティが下がることは仕方ないと思っていますし、継続させることこそが最優先事項。まずは自分たちで作ってみる。それから見える課題が現れるはずなのでそれに対処する。課題をクリアし、乗り越える。トライ&エラーのくり返しですね。
大変な事業ではありますがそこには達成感もあり、地域が変わっていることを身をもって体験出来る貴重なものでもあります。
これから何年続けられるかは分かりませんが、ず〜っと続けられるものにするためにまた課題を生み、クリアしていきたいと思います。


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